近年、地球温暖化や大気汚染といった環境問題が深刻化する中、クリーンエネルギー自動車の普及が急務となっています。
この補助金制度は、環境に優しい交通手段の普及を促進する為、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などの充電設備や水素ステーションの整備を支援するものであり、2050年カーボンニュートラルの実現を目指しています。
ここでは、その重要ポイントを解説していきます!
どんな補助金内容?対象者は?
この補助金制度では、以下のような費用が対象となります
EV・PHV用充電設備の購入費および設置工事費
自宅や公共施設に設置する充電スタンドの購入および設置にかかる費用が補助されます。
対象費用:電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド自動車(PHV)用の充電設備の購入費と設置工事費
対象者:設置を行う法人や地方公共団体(ただし、個人宅への設置は対象外で、複数人が使用可能であることが条件です)
補助内容の概要:
補助金の上限額は総額として設定されていますが、機器や工事の内容によって個別に上限が設けられているため、必ずしも表記された上限額全額が補助されるわけではありません。
申請基準:充電設備の設置事業計画を申請し、審査後に補助対象額が決定された後に、機器の購入や工事の着手が可能です。
V2H(Vehicle to Home)充放電設備の購入費および設置工事費
電気自動車を家庭用電源として利用するための設備の購入および設置費用が対象です。
対象費用:V2H充放電設備の購入費と設置工事費、外部給電器の購入費
対象者:設置を行う個人、法人、地方公共団体など
補助内容:
◯V2H充放電設備:
・設備費::最大75万円、補助率1/2
・工事費::法人の場合は最大95万円、個人の場合は最大40万円(補助率は定額、1/1以内)
◯外部給電器
・設備費:最大50万円、補助率1/3%
(注)定額については、センターが設置工事の項目ごとにセンターが別に定める。
申請基準:設置事業計画を申請し、審査を経て補助対象額が決定された後に、機器の購入や工事を開始できます。
工事が完了した後は、迅速に実績報告を行い、補助金確定手続きを進める必要があります。
水素ステーションの整備費および運営費
燃料電池車向けの水素ステーションの設置や運営にかかる費用が補助されます。
対象費用:燃料電池車に供給するための水素ステーションの設置や運営に関わる費用、新たな燃料電池車需要創出のための活動費
対象者:水素供給設備の整備を行う民間団体、地方公共団体、個人事業主など
補助内容の概要: 整備事業や活動事業の申請後、審査を経て補助対象額が決定された後に事業を開始できます。
引用元:令和5年度予算「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の概要(一般社団法人次世代自動車復興センター)
※一部抜粋
申請基準:整備事業や活動事業の申請後、審査を経て補助対象額が決定された後に事業を開始できます。
参考文献https://www.listing-partners.com/gbiz/cev-infrastructure/
※2024年9月時点での情報をもとにコラムを作成しています。申請時期や補助内容に変更がある場合があります。
補助金内容によっては弊社で対応できない場合もあるのであらかじめご了承ください。